クマー! 有害鳥獣駆除の話
狩猟できる期間は法律で決められています.
地域によって異なりますが,殆どの場合は11/15~2/15の4か月です.
今の時期は猟期でないため,狩猟は禁止なのですが,有害鳥獣駆除隊に入れば自治体から要請された場合に"駆除行為"という形で鳥獣捕獲を行うことができます.
有害鳥獣駆除隊は猟友会がとりまとめていることが多く,条件を満たせば駆除隊に参加できます.私の地域での条件はこちら.地域によって異なると思いますが大体こんな感じです.
- 猟友会に入会すること(大日本猟友会,県,市猟友会それぞれあるので,年¥16,000- 高い!)
- 罠で駆除する場合は,罠猟の経験が1年以上あること
- 散弾銃で駆除する場合は,第一種銃猟(散弾銃)の経験が3年以上あること
特定の猟具の経験があれば,その猟具を使った駆除が出来るという形です.
銃を使った駆除は危険が伴うので,その分猟経験が長い必要があるという感じ.
僕はハンター歴2年目ですので,罠での駆除のみ認められています.主にカラス用の罠の管理を当番制で回しています.
ベテランの先輩ハンターはクマ用の檻を管理してます.私の地区はクマが多く,人が襲われることもしばしば.ですので今の時期も駆除を依頼されています.
クマがかかったぞー!と連絡があったので私は担当ではないですが見学兼お手伝いにいってきました.
クマ用の檻ってこんな感じ,ドラム缶の中にはちみつを置いておき,クマが入ったら柵がおりる仕組みです.クマがいるはずだけどまだ見えない・・・
先輩ハンターが,「見えるところに出してやる!」と草を突っ込んでます.怖い怖い(゚д゚;;)
ドカン!すごい迫力です.さすがクマー
安全な所から見ると意外とカワ(・∀・)イイ!!
でも,人への被害を抑えるために慈悲はかけれんのです...身勝手な生物でごめんな(ノД`)
電気槍でなるべく苦しませないように止めさしをして,駆除完了です.
駆除された鳥獣は,焼却処分されることが多いのですが,私の所属している班はみんなで解体して,自家消費することにしています.この班に所属できて一番良かったなと思う点です!肉が手に入るからではなく,生命をムダにしてないという感じがするから.殺してることに変わりはないんだけど,なんとなくの自己満足です.
駆除隊に入ればこんな経験ができますよーという話でした.
鴨肉のロースト
ジビエの魅力第一弾!
鴨肉のロースト(*´╰╯`๓)♬
山賊弁当なんてブログタイトルに銘打っておいて,第一弾から弁当じゃないどころか自分で作ったものですらありません 笑
だって...最初は映える写真にしたかったし...プロの力を借ります 笑
初めて自分で獲ったマガモを飲食店に持ちこみで調理してもらいました.
狩猟はこういう楽しみ方もあります(≧▽≦)
見た感じかなり赤身が残って生っぽい,大丈夫か...?と思いましたが,素材の味が生きていて,鴨の滋味深い味わいが噛むたびに滲んできます (º﹃º );
鴨は火を通しすぎるとレバーのような臭みが強くなります,天然ものは特に!
こちらのローストも低温調理を行っていて,(60°で30分だそうです)おすすめです
赤身が強くて心配ですが,鴨肉はミオグロビンというたんぱく質が豊富なので,赤く見えるのです,完全に茶色くなるまで火を通すと美味しくなくなっちゃいます.
狩猟されないかたも合鴨肉買えば出来るので,お試しを!
このブログについて
はじめまして,ご来訪ありがとうございます.
当ブログでは,狩猟と鉄砲をこよなく愛する男が,その魅力と食を発信していこうと思っています.
食について発信する理由は・・・
- 狩猟も鉄砲も健康・精神力が重要!
カラダ作りを考えた食生活を心がける必要があるからです.ジビエは美味しいだけでなく健康にも良いとされています,その魅力もお伝えしていきます! - 狩猟も鉄砲も日本でやるにはお金が必要!
普通のサラリーマンがやろうと思えば支出を切り詰めることになるでしょう!なるべくお金をかけず,健康で美味しいものを自炊する必要があります,その模様をお伝えします! - 狩猟,鉄砲の魅力は?一番はやっぱりジビエでしょ!
狩猟や鉄砲には馴染みのない人が殆どだと思いますが,興味はある人も多いのではないでしょうか?
普段何気なく食べている食事も,狩猟を通して見ると生命を頂いている実感が沸きます.現代では鉄砲がなくてもおいしい肉は食べれますが,食卓に並ぶまでの苦労を知れば,"なんとしても美味しくしてやろう"と思うものです.
健康で経財的な食生活を紹介しながら,皆さんに馴染みのない世界の魅力を伝えていきたいと思います!